こんばんは
今日は少し、大事なことを書こうと思う
多分、ここ数年で一番、僕にとって大切な話になる
沢山書きたいことがある。誰にも言ってないことが山ほどある
ただ、僕は少し書きすぎてしまったり、喋りすぎてしまうことが多い
そして、それはダメなことだと思ってる。言葉は選ぶものだ。重ねるのではなく、率直な一言であるべきだと思う。
だから、明瞭な事実と、簡潔な説明を心がけて、記事を書こうと思う
僕は今、かなり追い詰められていると思う
理由は単純だ。会社を辞めた。完全に退職し、日本に戻ってきている
今はインターネットカフェでこれを打ち込んでいる。明日には住むところから探さなければならない。借りていた家はもうないから
ちなみに辞めた理由は単純だ
海外が合わなかったのと、全てが嫌になったからだ
色々ある。それこそ辞めるに至った理由なんてものは山ほどあるし、考えたことも山ほどある
ただ、僕には無理だった。海外赴任が、という話ではない。毎日毎日、誰かと同じ時間に同じ場所へと毎日出社し、日中何時間もつまらない作業を続け、日が暮れ夜がふけてからフラフラになって家に帰り、明日のために寝る。これを五日間繰り返し、二日間の休日を得る。この毎日――もっと言えば「社会人生活」というものが、あまりにも肌に合わないということを、理解した
海外赴任でガタがきた。海外に飛ばされていなくとも、きっと半年もすればガタがきていただろう。それくらいには、僕は限界だった
誰かに分かってほしいとは思わない。これは僕の欠陥だ
死ぬまで治ることのない、僕という人間の負の個性なのだろう
ネガティブに書いてはいるが、正直言ってあまり堪えてはいない。元々その兆候は嫌というほどあったのだ。それでも頑張って大学に行き、院に行き、就職活動をして、入ることのできた大企業だったから、何とかなると思っていた。正しい生活を送ればいつかは慣れると、そう思ってきた
現実は違った。それだけの話だ
そしてもう一つ、こちらが結構大変な話
貯金が底を突きかけているのだ。具体的には来年頭に餓死する
僕は言ってはなんだが結構お金持ちの家に生まれ、また幸運にも学生時代にそれなりに稼いでいた人間であり、お金に困ったことがなかった。大学三年生ぐらいからは学費から生活費まで全て自分で払っていたから仕送りも断っていたし、困ったことがあれば面倒を見てもらえるぐらいには家族にも余裕がある。そんな生まれをしている
ただ、それら二つで稼いでいたお金がここ一年ですべて消えた
理由は単純。会社を辞めたことで実家と絶縁状態となったのと、持っていたお金を全て友人にあげてしまったからだ
後者はまぁ僕の趣味というか、なんというか、自業自得なのだが
というわけで、ギリギリ1,000万円ほどの残高をずっと推移させていた僕の口座には、今ほとんどお金が残っていない
唯一あるのはここ二ヶ月、僕が働いて貰った給料だけだ
新卒一年目の初任給+α程度しかないので、結構ピンチという話である
そして初めて思い知ったのだが、金がないというのは素晴らしく不幸だ
端的に言えばストレスだ。精神的な余裕がない。命が追い詰められている感覚がある
まぁ会社を辞めた僕が全て悪いのだが、しかしここまで堪えるものだとは思っていなかった。凄い
そしてもう一つ付け足すのだが、実家には命乞いをする気がない
当たり前だ。既に二度裏切ってしまった身であり、これ以上どんな顔をして話せばいいか分からない間柄だ
恥知らずにも頭を下げる、というのもまた一つの道だろうが、それをした瞬間僕という人間は終わるだろう。その実感がある。まぁ流石にちょっと情けなさすぎるのでね
と、いうわけで
金のない無職になってしまい、結構追い詰められているという話だ。ふふ
いやぁ、流石にここまで酷い生き物になるとは思ってなかったな
でもまぁ夏に就職しなかったら似たような生き物になっていたことを考えると、やっぱり僕はこうなる運命にあったのだろう
とりあえず、今何を考えているかというと、市役所に頼み込んで延命するかどうか悩んでいるという感じだ
生活保護、は実家に連絡が行くため最終手段になるし、流石にちょっと受け取れるような人間ではないと思っているので遠慮するが、それを抜きにしても色々とお金を借り受けたりする手段はあるらしい
僕は今、家がないどころかケータイもネット回線もない状態であり、長年ずっとやってきたコーディングのお仕事用のPCとかも全部売り払った、マジのマジで詰み掛けている状態である
友達にお金をせびるのも考えたが、とりあえず市役所にお金を借りて、二ヶ月で稼ぎなおして返そうかな、と考えている
自分で書いてみて思うけど、凄いな
まさかこういう困窮者用の最終手段みたいなものを、まさか自分が使うことになるとは思っていなかったため、乾いた笑いが浮かんでくる
でもまぁ、仕方ない
本当に。仕事を辞めると決意して、凄く気が楽になった
辞めたくて辞めたくて仕方がなかった。精神がどうにかなりそうだった
漫画もゲームも出来やしない。つまらないつまらない毎日。世に生きる大勢がこんな、こんな生活をずっと続けているだなんて知ってしまって、僕は本当に頭の下がる思いをした
だが、僕には雇われ生活は無理だ。絶対に。神に誓って不可能だ
フリーランスで生きていくしかない。外注業務で生きていくしかない。リモートワークで生きていくしかない。辛い道なのは分かってる。それでも、それしかないんだ。今までずっと趣味でしかなかったそれらで、僕は食べていかなければならない。そういう生き物なのだと、この二ヶ月で僕はようやく理解した
というかこれくらいが僕にとっては丁度いい
今までの生活は甘かった。余裕がありすぎたんだ
お金という保険があった。実家という保証があった。若さという武器があった。学生という建前があった
今はない。全て消えた。どこからどう見たって追い詰められている
でも、凄く楽な気分だ。全て一からではないが、でも、ここからスタートしていくのだという感覚がある。ようやく、生きているのだという実感がある。
いつ死んだっていいんだ
なら、最後の最後、追い詰められた今この時に何をしたって、大丈夫だ
好きなことをやろう。後先考えずに、いっぱいやろう。書きたかったライトノベル、作りたかったゲーム、読んでみたかった本、やりたかった翻訳活動。いっぱい、いっぱい残ってる
好きなことで生きていくのは辛いと、偉い人が言っていた
大学を出て新卒でいい企業に入るのが賢いのだと、あらゆる数字が言っていた
親は毎日朝早くから夜遅くまで働いてくれていた
だから、僕も、賢い生き方をすべきだと思っていた
悪い、無理だった
勉強はちょっと出来たけど、頭は悪かったらしいんだ
バカみたいな生き方でいくよ。才能がなくて努力が足りなかったら速攻死ぬような生活だけど、今、これまでにないぐらい気が楽なんだ
とりあえず、お金があるうちに、保証人のいらない安いアパートを探そう
そして住民票移して、市役所いって、頭を下げてお願いしよう
もう朝起きることや、誰かの顔色を窺ったり、真面目なフリをすることを、頑張らなくていい
好きなものをいっぱい作っていこう。僕の感性が死んだ時、僕も心中しよう
それを誇りに思えるように、これから生きていこうと思う
来年頭にまた、少し書く
しばらくはお金だ。半年は金の亡者になると思う
楽しみだ