・前書き
テイルズオブアライズやりました。点数付けるなら100点です
良かった良かった。中々に良ゲー。楽しんでやれたと思います。ありがとうバンダイナムコ、ありがとうテイルズシリーズ
僕はテイルズオブアライズを良ゲーだと思いました。steamで購入してプレイしたけど、評価は勿論goodだし他人にオススメするかと言われればJRPG好きだったり気になってるなら取り合えず買えって即答するレベル
それを大前提としてこの記事は成り立っていることを先に断っておきます
・なんで記事タイトルこんななの?
それは偏にテイルズシリーズのシナリオ担当ほぼ全員に文句と不満と不平が沢山あるからです
あとオタクなので。オタクは何かを評論したがる生き物。でもそれを匿名掲示板やSNSで呟くのは"良くないオタク"だと思ってる。やるならちゃんと長々と論理立てて、説得力ある内容にしないとね。アマゾンレビューで10000字も書きたくないしそれは流石に営業妨害。テイルズファンではあるため、こうやってチラシ裏に書くくらいが丁度良いのだ。これ完全に僕の主観
というわけで、テイルズシリーズ、引いてはテイルズオブアライズについてのネガティブな記事を書き連ねていこうと思います
対戦よろしくお願いします
・テイルズシリーズへの造詣の深さ
僕はテイルズファン
流石に全作やってはいないけど、最近のやつは全部やってる。テイルズオブシンフォニアからはワールドも含めて網羅してる。リバース、アビス、イノセンス、ヴェスペリア、ハーツ、グレイセス、エクシリア、ゼスティリア、ベルセリア。勿論デスティニーとかエターニアもやった。古い奴ほどかなり記憶怪しいいけどほぼほぼやってきたと言って良い
ちなみに一番好きなのはラタトスクの騎士。次いでシンフォニア、エクシリア2、エクシリアって感じ。そう! コッテコテのカプ厨兼シナリオ厨である。女の子が可愛くてシナリオが良くて戦闘そこそこ面白ければ絶賛する類のオタクのため、評価軸が若干そこら辺の玄人オタクより甘いかもしれないがそこはそれ。可愛けりゃ何でもいいだろ
さて、僕の大好きなテイルズ作品について語りたいことは山ほどあるのだが一応この記事の位置づけは「テイルズオブアライズの感想」と、それに加えての「テイルズシリーズへの要望」である
好きなものについて10万字ぐらい語りたいところだが、リアルで結構な人にこの話は聞かせまくっているためその欲求はここでは満たさない。書くのはアライズを基軸としたテイルズシリーズへのいちゃもんである
・何が気に入らんの
僕はテイルズシリーズの「なんかよく分からないパワーで世界を救う」エンドが大っ嫌いである
普通にこれ嫌じゃね? いや舞台が「魔法が使える世界」なため結構な物事は物理現象から外れるし、ファンタジー作品に論理を求めすぎるのも興冷めだ。よく分からん魔法の剣で敵を倒す。うんうんそれでいい。かっこよければ問題ナシ! でもシナリオの部分はどうにかなるでしょっていう話である
テイルズシリーズは何かよく分からんが、大体の話で「世界を救う」ことになる
小さなところから話を始めていって、世界の全貌に迫りだすと、大体世界がヤバいことになっている。そしてそのヤバい理由は10割の確率で「マナが枯渇」「マナが氾濫」「マナがマナがマナがマナが」ってやつである。現実世界の資源枯渇問題と結びつけることで社会派ストーリーをやりたいのかもしれないがちょっとやってることワンパターンすぎである。と言うかレアメタルも石油資源もあるところにはあると分かってしまった2021年の世界において、むしろ叫ぶべきは人口増加問題のほうのため時流を逃しているとも言える
そして大体のストーリーは「マナがどうたらこうたらで世界がヤバい」「この世界を何とかするには主人公たちが頑張るしかない」「でも救うためには何か犠牲にしないと」「犠牲にするの嫌だから超パワーでハッピーエンドや!」となる。僕の大好きなシンフォニアもこれに該当し、なんなら無印エクシリアもこれに該当する。細部は違えど大体そんな感じ
別にそれでも良いのだ
ワンパターンも面白ければ王道であり十八番であり看板シナリオとも呼べるだろう。が、最後が問題である。「超パワーでハッピーエンド」。これにシリーズ作品のシナリオのオチを全て任せるのは流石に苦しい
超パワーってなんだ。いやマジで超パワーなの。土壇場になっていきなり皆の思いとか精霊とか熱い気持ちとかが溢れ出して、悪いなんかにぶつかって相殺。はいめでたしめでたし……とはならん。釈然としない気持ちがそこにはある。え? ならない? なら僕の感性というかいちゃもん能力が高すぎるかも。ごめん
他にもやたらと差別だの奴隷だの民族差異だの共存だのといった社会的テーマを盛り込んだり、相手にも相手なりの事情や理屈があるんだよという性善説を前面的に押し出したりするところもテイルズのお家芸のためそろそろうんざりしそうになるが、しかしそれはあまりに個人の嗜好でありユニバーサル化しているゲーム業界で生きるためには全世界で受け入れられるシナリオが求められるであろうことを考慮すると、ソレも妥当かなと思うので割愛する
とにかく、僕は偏にワンパターンであんま腑に落ちない終わり方をしていくテイルズシリーズのシナリオが嫌いなのである
・アライズは?
アライズもこれ。っつーかアライズがこれ
ベルセリアよりはまともだったが、結構ぶん投げるような形でハッピーエンドを持ってこさせた。しかも元気玉的な演出かと思いきや自動お助けシステムだった。いや元気玉システムやられても困るけど
アライズしかやったことないって人ならこれでいいと思う。が、毎度毎度同じストーリーの運び方をするのは勘弁願いたい。と言うよりも、そもそもオチを気合とか友情とか根性に丸投げしないでほしい。いや別に投げてもいいんだ。その展開が面白かったり、そこのセリフ運びやバトル演出が良ければそれでいい。そうじゃないんだ。テイルズシリーズはマジでラストの「うおおおおおおお!!!」って感じが薄くなる。大体オチのせい。最後の最後まで目が離せないって感じがなくなって、代わりにご都合主義と言うかなんかよく分からんパワーの異質さが際立ち始めるのである
僕はテイルズのここが嫌いです
・じゃあどうしてほしいの?
テイルズは素材が良い
バンダイナムコの看板の一つだ。キャラデザ、モデリング、ボイスは高品質であり、BGMやアニメーションにまでかなりの金がかけられている。いやマジで素材が良い。テイルズのゲームHPとか行ってみ。キャラクターの立ち絵を眺めてるだけで余裕で時間つぶせるし、このキャラどんなキャラなんだろ、どういうストーリーなんだろ、っていうワクワクを僕たちに提供してくれる
テイルズの良いところはここだと思う。剣と魔法のファンタジーを地でいくのだ。昨今数多の類似作品が世に溢れ返り、様々な手練手管で消費されている現代ではあるが、やっぱりテイルズシリーズはどこか原始的な、言うなればファンタジーの原本とも呼べる面白さを持っていると思う
冒険に出るワクワク感。先が気になるドキドキ感。使う技の名前やエフェクト、出てくる敵の見た目や能力、魔法の属性やファンタジー世界観。子供の時に味わったあの感覚をテイルズは与えてくれるのだ。まぁ思い出補正もあるかもしれんが
が、それらを凄い勢いでシナリオが持っていく
ゼスティリアの酷さは語るまでもないが、他もまぁ結構酷い。リバースとアビスは主要キャラ数人を途中で放り出すし、グレイセスは物語の加速度に説明が一切追いつかない。お前は宇宙に行く必要がなかっただろ
ベルセリアは売上がかなり良いが、カプ厨の僕としてはちょっと不満。というかあんまり面白くなかった。話一本筋で起伏ないし、主人公が復讐を初志貫徹するところは良いと思うけどちょっと復讐相手がしょぼすぎる。何より戦闘がうんち。キャラ同士の掛け合いも薄い。あ、これ僕の感想です。売上が正義だと思っていますのでベルセリアは大成功ゲーでございます
何はともあれ話が面白くなければJRPGって面白くないよねこと
そしてその大体の面白く無さの原因は話の〆にある、強いてはその〆を持ってこさせるために毎度毎度問題として用意されている「世界を救わないと」的な話作りが問題なんじゃないかと思ってる
要は「世界救わないと」→「世界救うんだから超パワー出してもよくね?」的な安易な論法がもう確立されているように思う。僕それ嫌なんです。他の人は良いかもだけど僕はヤなの! もうやめて! 世界なんて救わなくていいからもっと重厚で肉厚で誰もが驚くようなシナリオとエンディングを頂戴!
・そもそも超パワーを登場させる必要はあるのか
ここが超絶疑問
テイルズは素材が良い。マジで
キャラの掛け合いや序盤の導入は本当に手が込んでると思ってる。毎作品、序盤はめっちゃ面白いんよ。絶対に売ってやる、絶対にここに力入れてやる、絶対にここで心を掴んでやるって気合が滅茶苦茶伝わってくる。作品は頭が8割みたいなところあるからね。ここは素直に感服する。ただお尻が丸出しなので文句が言いたくなるのだ
その丸出しのお尻なのだが、丸出しにする必要なくねって話
今回のアライズで見てみよう(唐突なネタバレ)
ヴォルラーンくんがレナス=アルマを壊して退場する。レナス=アルマがあればシオンは助かり、レナス=アルマがないとシオンを殺さなきゃいけなくなる
けどアルフェンは「そうだ! 精霊に呼びかければシオンも助かるし、レナ星も助かるかもしれない!」などと言い出し実行、結果ハッピーエンドである。は?
一応補足すると、アルフェンの最後の思い付きは伏線は存在した
精霊にも意識があること、その意識とはダナ星の皆の思いで成り立っていること。なら彼らに頼めばきっと俺たちを助けてくれるしレナ星も救ってくれるだろう、という論理。うーんまぁちょっとは納得できる
が、その超すごパワーでレナ星とダナ星がくっつくのはちょっと理解不能だった。レネギス復興の覚悟決めてたテュオハリムが可哀そうだろ仕事減って嬉しいかもしれんが。レナ星も救いたいレナ精霊も助けたいとかまでは何とか飲み込んだが流石に色々と端折り過ぎである
このエンディング、簡単に変わる気がする
ヴォルラーンで分岐ルート作ればいい。ヴォルラーン懐柔ルートと、ヴォルラーン邪魔ルートだ。懐柔ルートではレナスアルマの力使ってなんやかんやで世界がハッピーエンドになり、邪魔ルートではシオンを殺して「シオンだけがいない平和な世界」のエンドを作ればいい。これが出来ることはラタトスクの騎士で分かり切っている
なのになんでストーリーを一本に絞ってまで超すごパワーを持ち出すのか。コレガワカラナイ。僕が異端なのかもしれん。世間的にはこのシナリオが一番王道で一番ハッピーなのかもしれん。でも僕は厄介オタクなのだ。超すごパワーを使うにしてもなんかしらの説得性が欲しいのである。そしてアライズにはそれがなかった。つーか今までの作品大体なかった
ここに説得力を持たせてあるのが、僕が好きなラタトスク、シンフォニア、エクシリア2である。無印エクシリアもちょっと持ってた
これらの作品はオチに説得力があったからこそ、エンディングが最高に盛り上がり、以降何年経っても僕は名作神作と呼び讃えているのだ。プレイから何年月日が経とうとまだ忘れられないあのゲーム達の世界とシナリオは、あの素晴らしいエンディングが記憶に焼き付いているからこそなのである
つまり、アライズもやがて忘れる作品の一つだ
今はプレイ直後のため記憶に新しいものの、数ヵ月もすれば細部を忘れ、数年すれば「オススメのゲームは?」と友達に聞かれても候補に上がらないだろう
それほどまでにシナリオゲーはエンディングが大切で、そのエンディングを変えることは本当に容易であったはずなのに、それでも超すごパワーに頼るテイルズシリーズのシナリオが、僕は本当に嫌いである
もっと良い方法は沢山あるはずなのに。もっと良くなるだけの素材は十分にあるはずなのに。どうしてそうなってしまうんだという悲嘆の念が毎度毎度押し寄せる
・アライズにそんな不満持ってたん?
アライズ面白かった
こんだけぶーたれといて説得力がないと思うが、それでもアライズは良かった
モデルがまず本当に良かった。3Dモデリング班は超一流だと思う。戦闘も全部モデルでやってほしいぐらいまでにはモデル良かった。神
ストーリーも良かった。痛みを感じない男×触れる者全てを傷つける女、炎の剣士と抱かれる姫といった王道かつ画面映えするキャラクターを見事に演出しきった開幕。増えるパーティーメンバーたちの成長を描きつつ、行く先々の特色を生かし、レナとダナ、支配者と奴隷、崇拝隷属と信頼共存などのテーマを盛り込んだ中盤、世界観を変え展開を変え謎が謎を呼ぶその回収を一気に行った終盤。どれも素晴らしかったように思うし素材の味を十全に活かしていたと思う。マジで文句ないどころか歴代テイルズの中でも上位に君臨するだけのシナリオをしていた
オチだけだ。僕が不満なのは。逆に言えばそれ以外は全部120点と言っても過言ではない
素材が良い。キャラも良い。モデルも良い。キャラ立ちもシナリオと絡ませてとても良い仕上がりになっている。戦闘もまぁ悪くない。UIはとても良い。BGMも良い。エンディングや二つ目のOPはちょっと外れ感強いが、力を入れていることが分かる。アニメもufotaの低予算側なので質は悪いが力を入れていることは分かる。なんとか良くしようと、なんとか売ろうという気概が伝わってくる
絵も良いしね。エンディングのセル画とかマジでクオリティ10000000000000000点。最高だと思う。オチがあんなのじゃなけりゃもっと気持ちよく浸れた
総括すれば100点
アライズは万人にオススメできる素晴らしいゲームだと思う
以下、キャラへの感想
・アルフェン
カッコいい。これに尽きる
王道主人公。見た目もさながら中身も主人公で非常に良い
テイルズは前作でおねショタ路線を辿り、その前二作(エクシリアとゼスティリア)に元気な少年を持ってきている
そのためエクシリア2のようなやや大人な主人公が来ることは容易に想像できる。その道を一本筋引いてやってきたまさに王道主人公様。記憶を途中で取り戻して弱くなるのもテイルズらしい
ある程度キャラ付け(武具が好き、生真面目)をされたり、終盤よく分からん性善説論者になったりするものの、行動は一貫しておりシオンに対する恋慕を募らせる様子と行き過ぎとも呼べる程の気遣いは非常に好感が持てた
やっぱテイルズの主人公は剣士だよなって再認識させてくれた
僕の大好きなエクシリアとエクシリア2の主人公が特例中の特例みたいなもんではあるが、やっぱり僕の原点はシンフォニアのロイドとエミルなのだ。剣で気持ちよく敵をぶった切るのは楽しいし、剣士は絵になる。特に今作はアルフェン×シオンで売っているため本当にカッコよかった
・シオン
最高に可愛い
ビジュアル100000000000点。これほど見栄えするヒロインは久しぶりな気がする
荊のお姫様でありツンデレだ。やっぱりメインヒロインはツンデレだよね、寂しいところと可愛いところがあると萌えるよね。そんなファンタジーの王道を再認識させてくれた非常に優れたメインヒロインである
ツンケンしつつも他者に優しく、荊のせいで他者と肌の触れ合いが出来ないことをずっと悲しんでいる。そんな彼女も仲間と触れ合い、アルフェンに支えられ、境遇のせいで強かった口調が徐々に和やかになりやがてデレデレしてきだす。うーんご馳走様です
扱うのが銃というのもとても良く戦闘が見栄えする
今までメインヒロインで銃を扱ったキャラはおそらくカノンノのみのため差異性が出ている。ちなメインキャラとして操作するとかなり楽しいので二周目のアクセントにどうぞ。テイルズはシリーズ累計で主要キャラが100を超えているため、他ヒロインとの差別化は結構大切なところである
エンディングで既に確定しているが、シナリオが終わってすぐアルフェンと結婚する
生真面目で頑張り屋で気配り屋でシオンにベタ惚れしているアルフェンと、強気で勝ち気ながらももう肩を張る必要をなくしアルフェンを大切な人だと認識したシオン。きっと二人は幸せに過ごすことだろう
アルフェンは英雄としてのお仕事が。シオンには治癒師としての仕事と、きっと料理屋でも開いて沢山の人と触れ合っていくのだろうと思う
アルフェンは料理下手で馬鹿舌である描写が多数散見され、シオンは食いしん坊キャラである。そこでもまた一つの暖かい家庭ドラマが生まれるんじゃないかなって思う。夢広がるねこのカップリング
・ロウ
テイルズシリーズお決まりのお調子者キャラ
旅に一つは必要なムードメーカー、今回はコイツだ
テイルズシリーズは結構な割合でムードメーカーが女の子に振られるのだが、今回のパーティーは全員の気性が穏やかなのと、ムードメーカーっぽいリンウェルちゃんが仕事を放棄したためコイツが馬鹿やる役になっているのだが、いつまでも父親の死を引きずってネガティブを見せるためコイツも仕事を放棄してる。少年特有の若さとノリで何とかパーティーの空気を持たせた感はある
少年×拳闘は今までも何度も登場したキャラクターであり、まぁそんな特筆することはない。またアルフェンと若干歳が離れており、アルフェンがかなりストーリー的に重役を担っているため少し影が薄い
ただ、早い段階からアルフェンと一緒にいるキャラクターであり、アルフェンが落ち込んだ時に立ち直らせたのは彼の所業である。互いにジルファという重要キャラクターと繋がりが深いこともあって大事なキャラクターである
一つ言わせてもらえるならば髪型と服装もう少し良いやつなかったすか
・リンウェル
可愛い
センター分けボブの優等生魔法少女。連れてる非常食のビジュアルもあってかなりキュートな仕上がりを見せている
が、多くの場面において薄情というか、良くも悪くも自分の感情にかなり素直。このゲームのシーンの大半はこの子の泣き顔と怒り顔で構成されている
可愛い。これに尽きる。いやマジで可愛い……
スタッフもそれを理解しているのかアニメーションにおける戦闘シーンがこの子だけ滅茶苦茶手が入っている。よくやった
魔法使いであり、憎しみを胸に秘める子であり、ペットの存在と見た目の愛らしさから癒し枠である。ビジュアルがマジで良い。利発そうな表情と眉に、綺麗に分けられた髪の毛。服装は魔法使いの風貌を残しつつも子供特有の可愛らしを残しておりセンスの塊である。可愛い。(語彙力)
ロウとのカップリング
おバカなロウのボケと、利口なリンウェルのツッコミでこのパーティーの空気は和んでいる。ストーリー上ロウが早い段階でリンウェルに惚れていることもあり、ロウによって色々と危うい面を助けられている。きっとロウは尻にしかれるだろうが良いカップルになるだろう
時期としては少しかかりそうだが、まぁ数年以内にくっつくと思う
ロウはストーリー終盤でリンウェルが好きになり、リンウェルは恋愛に疎いもののロウが嫌いではない。アルウェンとシオンの結婚の後頃から進展し、遅々とした歩みで青春を謳歌し、幸せになってもらいたいものだ
・テュオハリム
結構なダークホース
ストーリー上かなり大事な位置におり、このキャラの存在がストーリーの面白さを底上げしてくれている
アラブ系の顔立ちのキャラは今までも幾人か存在したが世界観と合わなかったりどこかちぐはぐでキャラが立ち切らない印象を受けるキャラが多かった。
しかし今作はレナという貴族的なポジションの存在のおかげで違和感なく世界観に溶け込んでおり、またキャラクターの過去と現在、そして行動原理と思考回路がかなりはっきりしているキャラクターのため本当に良い仕上がりをしている
戦闘ではちょっと邪魔。回復職は後ろに行け
まぁ銃と本持ってる後衛が二人既にいるため、属性被りを避けるために近接にされたのだろう。キャラクターとしては良いのだが、戦闘キャラとしてみると結構ちぐはぐである。相手の攻撃避けたところからスタートするくせに回復持ちとか訳分かんないことになってるぞ。まぁ拳で殴るくせに医者の卵ってだけで回復するエクシリアのトンデモ主人公もいることだし別に不思議ではないんですけどぉ……
・キサラ
ママ~~~~
超絶美人のくっころ女騎士。アナル絶対弱いゾ。ちなみにくっころはしない
もう少し良い声で泣いてほしかったが、しかし泣きなれていない子供のような泣き声はキサラのキャラクターを思えば超絶フィットしていたようにも思う
属性を大量に追加された被害者枠ではあるが、家事全般ができ真面目で何事も卒なくこなす優秀な護衛騎士である。良いキャラしてると思うし、テュオハリムとの最終戦前の会話はめちゃくちゃ綺麗だった。早い段階で完成したキャラ
声がかなり良く、ストーリー上の会話ボイスも良いのだが戦闘中の声が良い。かちこちハンマーの声とか結構気に入ってた
テュオに対してちょっと複雑な気持ちを抱いてはいるが、二人も幸せなカップルになるだろう
きっと30代後半から40歳にかけての間で結婚する。二人ともしばらくはかなり忙しいだろうし、互いに恋愛の情は持っていないように思う。別々の道を行き、互いが互いの生きるべき場所でやるべきことに従事するんじゃないだろうか
けれど時が経ちふと顔を合わせた二人はきっと、自然な流れでその後の人生を共に歩み出す。そうしてくれると良いなと思う
芸術に長けそこそこ自由に生きるテュオと、面倒見の良さが行き過ぎてつい小言を挟みそうになるも笑って付き合うキサラ
穏やかに余生を過ごせる良いカップリングだと思う
・まとめ
主要キャラ6人。2-2-2のカップリング。ここが僕がそれなりに彼らを気に入ることの出来た部分だと思う
思えばシンフォニアもエクシリアもカップリングはしっかりしていた。なんか気に入らなかったベルセリアはカップリングが無い。僕はどうにもカプ厨らしいということを認識しなければならないらしい
何度も言うけど、話の〆方以外は本当に好きになれた
主人公格二人のカッコよさに、他四人のキャラの良さ。そして終わった彼らの物語のその先の幸せを想像できるほどに、彼らは良い関係性を持ったと思う
エンディングのその先の妄想が膨らむ作品は良き
彼らが幸せに過ごしている、そんな二次創作を僕はお待ちしております
・余談
アライズ2の可能性は結構あるんじゃねえかなって思ってる
エクシリアとかなり似た終わり方をしており、世界を無理やりにでも統合させた理由を考察するとすればそれは「2があるから」なのではないかと邪推するぐらいには2の可能性は高いと思ってる。つーか2作らねえならこんな終わり方してんじゃねえぞマジで
「統括した世界でのレナとダナのいざこざ」「ダナの精霊ちゃんが意思持ってキャラとして出てくる展開(エクシリア的な)」「異星人を登場させているため他の星から襲来させても全然良い(今まで異形異星人シナリオなかったのでこれ結構気になる)」「新しいスタイルのスルドブリガ(ダナ人が覇を競い合う時代にスタートとか)」「コールドスリープの存在があるためエクシリア2的な複雑なシナリオの土壌が既にある」などなど妄想広がる要素が幾つも転がったままになっているのがアライズである
テイルズのナンバリング作品は必ず成功(前例3作のみ)しており、必ず前作キャラが全員登場するため、アライズのキャラが気に入った僕としてはアライズ2はばっちこいである。っつーか登場人物が6人で少な目だしナンバリングもしやすくない? して♡
以上、これにて記事終わり
アライズ面白かった。ありがとうテイルズ。2待ってるよ